
2025年11月4日(火)〜9日(日)、フローレンス・ナイチンゲール博物館(ロンドン)にて、特別ポップアップ展示「NHSで働くアイルランド人看護師たち」が開催されます。
この展示は、英国の国民保健サービス(NHS)で活躍したアイルランド出身の看護師たちの人生を、写真とオーラルヒストリー(語りの記録)で紹介するもの。病棟の内外で彼女たちがどのように働き、暮らし、支え合ってきたのか――その声が、静かに、しかし力強く語りかけてきます。
「声は素晴らしい。魅力的で面白く、それでいて真剣で、そして示唆に富んでいる。...女性たちの声の温かさは手に取るように伝わってきて、病棟で彼女たちがどんな様子だったかが伝わってくる。忙しく、勤勉でありながら、おしゃべりで楽しい女性だったのだろう。」
― マルティナ・エヴァンス(アイリッシュ・タイムズ)
この展示は英国国内でも非常に珍しく、ナイチンゲール博物館の一般入場券でご覧いただけます。チケットは購入日から12ヶ月間有効です。
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この展示は、アイルランド出身の看護師たちがNHSで果たしてきた役割を、本人の語りを通して記録・共有する試みです。看護師たちの声は、医療の現場における多様性と連帯、そして人間らしさを浮かび上がらせます。
博物館はロンドンの聖トーマス病院に隣接し、近代看護教育の母・フローレンス・ナイチンゲールの功績をたどることができます。展示品には彼女の私物や戦地での記録、統計学的な医療改革の資料などが含まれています。
ロンドン地下鉄「Westminster」駅または「Waterloo」駅から徒歩圏内。テムズ川沿いのサウスバンク地区に位置し、観光にも便利な立地です。
「NHSで働くアイルランド人看護師たち」展は、医療の現場に生きる声を記録し、未来へとつなぐ貴重な展示です。看護教育や医療史に関心のある方はもちろん、人の声に耳を傾けたいすべての人におすすめです。もしイギリス・ロンドンへの旅行などをお考えの方はお立ち寄りください。ロンドンアイのそば、便利な場所ですよ
※画像はイメージです。