
茨城県立中央看護専門学校が2026年4月に茨城県立看護大学校として4年制へ移行します。大学校は大学ではなく専修学校専門課程ですが、卒業時には高度専門士(学士相当)が付与され、大学卒業と同等に扱われます。さらに、既存の助産学科(1年制・定員25名)も存続し、看護師免許取得者を対象に専門的な学びを継続できる体制が整います。
高齢化や医療ニーズの変化により、看護師には高度な知識と実践力が求められています。従来の3年課程では実習時間不足やリアリティショックによる離職が課題でした。4年制化により、臨地実習時間を増やし、現場対応力を強化する教育体制が整備されます。
臨床経験豊富な教員・外部講師による授業で、知識・技術だけでなく倫理観や人間性も育みます。
県内トップクラスの実習時間を確保し、知識・技術・態度を統合。詰め込み教育ではなく、段階的にじっくり・しっかり・着実に学びます。
学内ではシミュレーター演習に加え、臨床場面を想定したOSCE(客観的臨床能力試験)を導入。思考力・判断力を振り返り、現場で通用する臨床実践力を磨きます。
在宅医療やチーム医療の需要に応え、地域や多職種との協働を重視。患者・家族・地域を支える看護師や助産師を育成します。
卒業時に高度専門士(学士相当)が付与され、看護師国家試験受験資格を取得可能。さらにBLSプロバイダー資格、大学院進学資格、保健師・助産師養成所受験資格も得られます。助産学科を修了すれば助産師国家試験の受験資格も得られます。
看護学概論・倫理学・心理学・形態機能学など基礎を固め、基礎看護学実習で現場体験を開始。
老年・小児・母性・精神看護など各領域を専門的に学び、演習やシミュレーションで応用力を養成。母性看護では助産師学校や助産学校で学ぶ内容に近い領域も扱います。
クリティカルケア・周術期看護・診療に伴う看護技術などを統合。チーム医療・看護研究・災害対応まで幅広く学び、統合実習で総仕上げ。国家試験合格へラストスパートをかけます。受験生は過去問を活用した学習支援も受けられます。
出願期間:2025年9月16日〜10月3日(必着)、試験日:10月17日。試験内容は国語・英語+面接。受験準備には旧茨城県立中央看護専門学校時代の過去問の活用も。
出願期間:2025年10月27日〜11月25日(必着)。試験日:一次12月6日、二次12月9日。一次試験は国語・数学・英語、二次試験は面接。受験準備には旧茨城県立中央看護専門学校時代の過去問の活用も。
入学金:5,650円(初年度のみ)、授業料:年間178,800円(減免制度あり)。教材費等は4年間で約100万円。奨学金は茨城県看護師修学資金制度や日本学生支援機構が利用可能です。
茨城県立看護大学校は、茨城県笠間市鯉淵6528に位置しています。笠間市は陶芸の街として知られ、笠間焼や笠間稲荷神社など文化的な魅力が豊富です。自然に囲まれた落ち着いた環境で、学業に集中しやすい土地柄が特徴です。周辺には茨城県立中央病院など医療施設が集まり、臨地実習や地域連携の場としても恵まれています。
JR常磐線友部駅南口からバス約5分、「中央病院」バス停下車徒歩4分。車では北関東自動車道 友部ICから約10分。
茨城県立看護大学校は、4年制の強みを活かし、臨地実習・シミュレーション教育・地域連携を通じて現場に強い看護師を育成します。卒業時には高度専門士(学士相当)を取得でき、大学院進学や保健師・助産師養成所への進路も開かれます。さらに助産学科も存続することで、看護師免許取得者が助
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