インポスター症候群(Imposter syndrome)とは、高い能力を持っているにもかかわらず、自分の成功を内面化できず、自分を過小評価してしまう心理状態のことです。自分がインポスター(詐欺師)のように感じてしまいます。真面目で責任感が強い人ほど陥りやすいと言われています。
精神医学の用語ではなく、そういう性格・傾向がある、というのを認識・言語化するのに役立つ言葉です。病気、診断名ではありません。(※インポスター症候群は、アメリカ精神医学会が定める精神疾患の診断基準DSMには含まれていません。)
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仕事で成功しても「運が良かっただけ...」「いつか実力ではないのがバレてしまう...」と感じたことはありませんか? それはインポスター症候群かもしれません。「自分はニセモノ」だと感じてしまうのです。
インポスター症候群を公表している有名人としてはシェリル・サンドバーグ(Facebook:現Metaの元COO)、ミシェル・オバマ(元アメリカ大統領夫人)、エマ・ワトソン、マーゴット・ロビー、キム・カーダシアン、ナタリー・ポートマンらが、その経験を公表しています。
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インポスター症候群から抜け出すためのヒントとしては(1)成功体験の記録(2)完璧を目指しすぎない(3)誰かに話してみる(4)インポスター症候群という言葉を知っておくだけでも違うかもしれません。
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自分の努力を認め、成果を正当に評価することって難しいのですけど、それを自分にしようとしてみましょう。あなたは決して「ニセモノ」ではありません。