
2026年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『風、薫る』が2026年3月30日(月)から放送開始されます!
明治の激動期、まだ「看護師(当時は看護婦)」という職業が確立されていなかった時代に、自らの道を切り拓いた女性たちの感動物語です。「明治のナイチンゲールたち」の物語とも言えます。『風、薫る』主演に抜擢された見上愛さんと上坂樹里さんのWヒロインをはじめ、脇を固める生田絵梨花さんや仲間由紀恵さんなど、豪華キャスト陣が大きな話題を呼んでいます。
「このドラマ『風、薫る』に原作やモデルはあるの?」「追加キャストには誰が出演する?」と気になっている方も多いはず。本記事では、『風、薫る』の出演者キャスト・相関図・役柄の詳細から、ヒロインのモチーフとなった実在の人物、大関和(おおぜき ちか)さんたちの生涯まで、ドラマを楽しむための情報をどこよりも詳しくまとめてお届けします!
NHK連続テレビ小説の第114作目となる『風、薫る』は、明治時代の看護の黎明期を舞台にしたオリジナルストーリーです。放送は、いつから、いつまでなのでしょうか。開始日は2026年3月30日(月)です。放送終了予定日は2026年9月末〜10月頭頃(例年通りなら放映期間は約半年間です)なお、前作の「ばけばけ」(髙石あかり)は2026年3月27日終了
脚本を担当するのは、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』や『ダメな私に恋してください』などで知られる吉澤智子さんです。キャラクターの心情を丁寧に描き出す筆致に定評があり、今作では「自立する女性たちの連帯(シスターフッド)」をどう描くかに注目が集まっています。
ドラマの世界観を彩る主題歌は、絶大な人気を誇るMrs. GREEN APPLEが担当します。ボーカルの大森元貴さんは楽曲制作にあたり、困難な時代を駆け抜けた女性たちの「しなやかな強さ」をイメージしたとコメントしています。朝の爽やかな空気感と、明治という時代の力強さが融合した楽曲に期待が高まります。
本作は、朝ドラとしては珍しい「Wヒロイン制」を採用しています。異なる境遇の二人が看護の道で出会い、成長していく姿が物語の軸となります。
見上愛さんが演じるのは、元黒羽藩(現在の栃木県)の家老の娘として生まれた一ノ瀬りんです。没落した家命を背負いながら、幼い我が子を育てるシングルマザーという、当時の朝ドラヒロインとしては非常に挑戦的な設定です。モデルは「日本の看護婦の先駆者」とされる大関和さんです。
もう一人のヒロイン、大家直美を演じるのは注目の若手女優、上坂樹里さんです。直美は教会で育てられたという背景を持ち、りんとは対照的な価値観を持っています。しかし、看護の現場で共に苦労を重ねる中で、りんの「運命のバディ」へと成長していきます。モデルは実在の看護婦である鈴木雅(すずき まさ)さんです。
物語の舞台となる「看護婦養成所」で、切磋琢磨する看護学生ら仲間たちのキャストも豪華です。
生田絵梨花さんが、待望の朝ドラ初出演を果たします。演じる玉田多江は、養成所の中でもムードメーカー的存在でありながら、ある過去の葛藤を抱えている役どころです。彼女の演技が物語にどのような深みを与えるのか、ファンならずとも注目です。
個性豊かな同級生たちが、明治の厳しい修行時代を共に過ごします。
ヒロインたちの成長に大きく関わる、周囲の人々を演じるキャスト陣です。
さらに、病院の院長役には筒井道隆さんが決定しました。筒井さんの朝ドラ出演は実に26年ぶりとなり、ベテランの安定感でドラマを支えます。そして、物語の語りを担当するのは研ナオコさん。劇中では「謎の占い師・真風(まかぜ)」としても登場し、独特の存在感を放ちます。
【男性キャスト】ヒロインを支える幼馴染と物語を動かす男たち
本作では、女性たちの自立だけでなく、彼女たちを取り巻く男性キャラクターの心の機微や対立も見どころの一つです。特に放送前からSNS等で「欠かせない存在」と熱い視線を浴びているのが、ヒロインの幼馴染を演じる小林虎之介さんです。
ドラマ『下剋上球児』や『宙わたる教室』での好演が記憶に新しい小林虎之介さんが、ヒロイン・りんの幼馴染である竹内虎太郎(たけうち こたろう)役で朝ドラ初出演を果たします。
虎太郎は元足軽の家の長男で、りんとは幼い頃から何でも言い合える仲。しかし、武家育ちのりんと、足軽の家系である自分との「育ちの格差」を痛感している複雑な役どころです。
帝都医大病院の外科教授、今井益男を演じるのは、朝ドラ『エール』の"ミュージックティーチャー"役でも親しまれた古川雄大さんです。ドイツ留学帰りのエリートで、合理性を重んじるあまり、理想に燃えるりんたちと「激しく対立する壁」として立ちはだかります。冷徹に見えつつも、日本の医学を背負う責任感を持つ、多面的なキャラクターです。
ヒロインのルーツや病院での日常を支える豪華な顔ぶれが揃っています。
本作をより深く理解するために、ヒロインのモチーフとなった実在の人物について詳しく解説します。
一ノ瀬りんのモデル、大関和(おおぜき ちか)さんは、1858年に黒羽藩(現在の栃木県大田原市)の家老の家に生まれました。彼女は日本で最初期の「公認看護婦」の一人です。まだ看護が「賤業(卑しい仕事)」と蔑まれていた時代に、その社会的地位を向上させるために尽力しました。栃木県大田原市には彼女の功績を称える顕彰碑も建てられています。
大関和さんは、新潟県上越市の知命堂病院などで活躍しました。そこで共にしたのが、大家直美のモデルとなった鈴木雅(すずき まさ)さんです。二人は生涯を通じて看護の道を追求し、日本の近代看護の礎を築きました。ドラマでは、この二人の固い絆が物語の核として描かれます。
※注意:本作はあくまでこれらの実在の人物を「モチーフ」にしたオリジナルストーリー(フィクション)です。史実に基づきつつも、ドラマ独自のドラマチックな展開やキャラクター設定が含まれています。それらは放送開始後に明らかになることも多いはずです。
舞台は明治10年代後半。当時の看護は、家族や下働きの者が行うものとされ、専門職としての認識はありませんでした。卑しい職業(賤業・賎業)と見られていました。そんな中、家を追われ、子を抱えて生きる決意をした一ノ瀬りんは、新設された看護婦養成所の門を叩きます。
そこで出会ったのが、信仰心に厚く、博愛主義を掲げる大家直美でした。生まれも育ちも正反対の二人は、当初激しくぶつかり合いますが、凄惨な医療現場や感染症の脅威、そして社会の偏見に立ち向かう中で、唯一無二のパートナーとなっていきます。
今作の大きな特徴は、朝ドラ定番の「幼少期エピソード」を極力排し、ヒロインたちの成人後から物語をスタートさせる点です。第1週目から見上愛さん、上坂樹里さんがフル稼働するこの構成は、スピーディーな展開を好む現代の視聴者にとって非常に魅力的なポイントとなっています。
朝ドラ『風、薫る』は、単なる医療ドラマではなく、女性たちが自らの足で立ち、社会を変えていく「挑戦の記録」です。
これら全ての要素が重なり、2026年の春、私たちの心に新しい風を吹き込んでくれることでしょう。放送開始の3月30日が今から待ちきれません!
A1. 原作はありません。脚本家・吉澤智子さんによるオリジナル脚本です。ただし、大関和さんや鈴木雅さんの伝記などを参考にされている部分は多いと考えられます。原案は田中ひかる著『明治のナイチンゲール 大関和物語』です。
A2. モデルの大関和さんにゆかりのある栃木県大田原市や、活躍の場となった新潟県上越市、そして明治の街並みが残る各地のオープンセットで撮影が行われています。正確なロケ地詳細は番組公式発表をお待ちください。
A3. ヒロインの幼少期としての長い期間の出演はありませんが、回想シーンや、りんの子供役として子役が出演する予定です。詳細は放映開始で明らかになります。
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