
「Surgical Battle SASUKE」ってご存じですか? 「Surgical Battle SASUKE」は、テレビ番組『SASUKE』の形式をモチーフにした、外科医療分野の競技会です。主に日本外科系連合学会学術集会や日本臨床外科学会学術集会の特別企画として開催され、医学生から専攻医までの若手医療従事者が、外科医としての知識・技術・チームワークを競い合います。単なるエンタメではなく、育成と技能評価の場として、未来の外科医育成を支えています。
出場は3名1組のチーム戦。SASUKE外科医版の予選:2種目の総合点
A. 広範な知識を問うクイズ:医学に限らず、政治・経済・国際情勢などの教養を問う出題で、外科医に必要な多角的視点と判断力を評価します。
B. 鏡視下手術(腹腔鏡)基礎技術:縫合結紮タイムレース:ドライボックスを用い、腹腔鏡下の縫合・結紮を正確さとスピードで競います。現代外科の必須である低侵襲手術の基本手技の習熟度が問われます。
予選上位チームは、手術支援ロボット「ダヴィンチ」などの高性能シミュレーターを用いたタイムレースへ。繊細な鉗子操作、空間認識、集中力が試され、若手医師の最先端技術への適応力と正確性を評価します。
第50回日本外科系連合学会にて5月22日(木)、福井市の「ハピテラス」で開催済み。詳細な順位・出場チーム名・個人成績は未発表(2025年11月時点)。
第49回日本外科系連合学会で開催。全国24チームが参加し、東京慈恵会医科大学チームが第3位に入賞。
第48回日本外科系連合学会で18チームが参加。東京慈恵会医科大学が準優勝、順天堂大学(医学部2年を含む)も準優勝の記録が確認されています。
開催日・会場・応募要項は未発表です。例年の傾向として、開催は5月下旬、募集告知は2〜3月頃、応募は学会公式サイト経由のチーム単位が一般的です。正式発表までは、主催学会の情報更新を確認してください。
「Surgical Battle SASUKE」は、若手外科医が知識と高度な手術スキルを実践的に磨くための大会です。競技を通じて培われる技術、判断力、チームワークは、これからの医療現場に直結する力であり、日本の外科医療の進化を支える原動力となっています。SASUKE2025外科医版「Surgical Battle SASUKE」観たくなりますね!
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