
「膝の声」を聞く関節外科医、桑沢綾乃とは 2025年11月16日放送のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に登場したのは、埼玉協同病院 関節医療センターの整形外科医・桑沢綾乃氏。年間600件以上の膝関節手術を手がけ、APS療法の臨床応用でも国内有数の実績を誇ります。彼女の診療哲学「膝の声を聞く」は、画像や数値に頼るだけでなく、膝の動きや触感から状態を読み取るという、まさに"感覚"の医療です。
国際助産師の日(International Day of the Midwife)は、毎年5月5日に世界中で祝われている記念日であり、助産師の専門性と母子保健への貢献を広く認識することを目的としています。国際助産師の日は、1990年に神戸で開催されたICM(国際助産師連盟)の国際評議会で正式に制定され、1992年から毎年継続的に実施されています。WHO(世界保健機関)もこの日を通じて、助産師の教育・訓練・制度整備の重要性を国際的に発信しています。
「こんなに傷の近くにストマを開けたのは誰だ。やりにくい」 そんなことを話しているのが聞こえた。ストマ? 何のことだろう。もうろうとした頭で考えながら、目をやると、おなかの右の下のほうに、赤い梅干のようなものが2つ出ていて、そこへビニール袋の口を貼りつけているのだった。いったいどうなってしまったのか、まるで分からなかった。(略)
AIと医療職の連携が進化中:助産師・看護師の現場では? AI(人工知能)は、2025年の医療現場で「記録の自動化」「相談対応」「教育支援」「リスク予測」などに活用され、助産師や看護師の業務を静かに支えています。特に生成AIの進化により、文章作成や画像診断の補助がより自然で実用的になり、医療DXの推進に貢献しています。
医療現場で使われる略語「タキる」と、頻脈(tachycardia)の定義・症状・原因、関連用語(SVT、VTなど)を語源からわかりやすく解説します。 頻脈(tachycardia)の定義 頻脈とは、安静時に心拍数が100回/分を超える状態を指す不整脈の一種です。軽度の動悸から重篤な心室性頻拍まで幅広く、早期の評価が重要です。
日本では約99%の出産が病院などの医療施設で行われています。これに対し、助産所・助産院や自宅での出産はわずか1%未満。つまり「1%の出産」とは、医療機関以外で行われる自然な出産のことを指します。 この数字は、医療の安全性や制度の整備が進む一方で、個別性や温もりを重視した出産の選択肢が限られている現状を映し出しています。そんな「1%の風景」を支える助産師の存在は、出産のあり方に新たな光を投げかけています。
診療看護師(NP:ナースプラクティショナー)は、医師と看護師の間をつなぐ高度専門職です。看護師としての豊富な臨床経験に加え、医学的知識と技術を備え、医師の指導のもとで一部の診療行為を行うことができます。 主な診療行為 ・診察・病状評価 ・検査(エコーなど) ・医師との診療方針の共有・提案
「医療は、ひとりのスーパーマンがいればいいのではなく、質の高いチームワークがあってこそ成り立つ」──この言葉が、本書『わたしたちはいのちの守人 三人の看護師・助産師の現場』(岩貞るみこ著)の核心です。 著者はノンフィクション作家であり、モータージャーナリストとしても知られる岩貞るみこさん。本書では、千葉・静岡・名古屋の病院で働く3人の医療従事者に密着し、看護師・助産師にしかできない仕事を、子どもにも届く言葉で描いています。
小島毬奈さんとは 小島毬奈(こじま まりな)さんは、東京都出身の助産師で、国際医療NGOの一員として地中海の救助船で活動する「船上の助産師」です。 2009年に東京医療センター附属東が丘看護助産学校 助産学科を卒業後、都内の病院や産婦人科クリニックで勤務。タンザニアでの医療ボランティアを経て、2014年より国際医療NGOに参加し、2016年から地中海での救助活動に従事。2024年時点で11回以上の乗船経験があります。
バルナバ(Barnabas)とは誰ですか? バルナバ(Barnabas)は、新約聖書『使徒行伝』に登場する初期キリスト教の重要人物です。本名はヨセフで、キプロス島出身のユダヤ人レビ族でした。
聖バルナバ病院とは 公益財団法人 聖バルナバ病院(大阪市天王寺区)は、母子医療の中核病院として知られています。産科・婦人科・小児科の病床数は73床で、出産から育児まで一貫支援を行っています。 聖バルナバ助産師学院の概要 聖バルナバ助産師学院は1942年創立助産師国家試験受験資格を目指せる専門教育機関です。これまでに2,600人以上の卒業生を輩出しています。
看護師から助産師へ。藍野大学大学院「助産学領域」が2026年4月に新設されます。修士課程で助産師資格取得を目指せます。 入試は年3回、小論文と面接で選考。偏差値は非公開ですが、実務経験と志望動機が重視されます。 学費は初年度110万円、2年次100万円。長期履修制度や奨学金制度も利用可能です。 口コミは未開設のため未掲載。既存領域の雰囲気は個別相談会で確認できます。
看護師・助産師を目指す方にとって、教育環境と実習先の質はとても重要です。 社会医療法人 愛仁会は、大阪・兵庫を中心に医療・福祉・教育を展開する法人で、地域医療と人材育成に力を入れています。 この記事では、愛仁会が運営する2つの看護専門学校と、千船病院・高槻病院などの主要病院との連携について紹介します。 進学・就職を検討している方に向けて、社会医療法人 愛仁会や愛仁会看護助産専門学校・明石医療センター附属看護専門学校の特徴や、千船・高槻病院の役割、全体の規模感をまとめました。病院数・病床数・職員数などのデータも掲載していきます。
こころの時代「いくつもの声のハーモニー」──新澤克憲さんとハーモニーの実践 2025年11月2日(再放送:11月8日)にNHK Eテレで放送された「こころの時代〜宗教・人生〜」では、世田谷区の就労継続支援B型事業所「ハーモニー」の施設長・新澤克憲さんが登場しました。 番組タイトルは「いくつもの声の『ハーモニー』」。精神疾患を抱える人々の「聞こえにくい声」に耳を澄ませることの意味を、静かに、しかし力強く問いかける内容でした。
助産師や看護師、「ケアとは何か?」について考えたいときに、そっと背中を押してくれる作品があります。 それが、イギリスBBC制作の長寿ドラマ『Call the Midwife(コール・ザ・ミッドワイフ)』です。 邦題は『コール・ザ・ミッドワイフ ~ロンドン助産婦物語~』です。U-NEXTやAmazon Prime Videoなどで配信中(※2025年11月現在)。 『コール・ザ・ミッドワイフ~ロンドン助産婦物語』は、1950年代〜60年代のロンドン東部を舞台に、若き助産師たちが地域に寄り添いながら生命の誕生を支える姿を描いたヒューマンドラマです。 イギリスでは『SHERLOCK/シャーロック』や『ドクター・フー』を超える視聴者数を記録し、1000万人以上が感動した社会派ドラマとして知られています。
はじめに:命に寄り添う人生とは NHK『こころの時代』やTBS『情熱大陸』で注目を集めた助産師・永原郁子さん。1993年に神戸市で「マナ助産院」を開業し、これまでに2200人以上の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。性教育・妊娠相談・孤立支援など、命の現場で活動を続ける永原さんの経歴と著書『小さないいのちのドアを開けて』を通して、その思いと実践を紐解きます。
はじめに:医療の現場から国家の司令塔へ 2025年10月、自由民主党所属の衆議院議員・松本尚氏がデジタル大臣に就任しました。この松本尚氏、実は、かつてNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演し、ドクターヘリを駆使した救急医療の第一人者として知られていました。医師としての経験を活かし、今度はデジタル大臣として医療DX・行政改革・サイバー安全保障・生成AI活用など、国民の命と暮らしを守る多岐にわたる政策に挑んでいます。 松本尚の高校・経歴とは? 石川県金沢市出身 高校:金沢大学附属高等学校(現・金沢大学附属中等教育学校)卒業 大学:金沢大学医学部卒業 日本医科大学千葉北総病院で救命救急センター長・教授を務める 医療ドラマ『コード・ブルー』(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香ら出演)の医療監修 2021年 衆議院議員初当選、2025年 デジタル大臣就任
ACE(Adverse Childhood Experiences)とは、18歳までに経験する虐待やネグレクト、家庭内の問題などの有害な体験を指します。 1998年に米国のFelitti医師らによって発表された「ACE研究」によって、これらの体験が成人後の心身の健康に深刻な影響を与えることが明らかになりました。 現在では、医療・教育・福祉の分野で広く注目されており、トラウマインフォームドケアの基盤としても活用されています。
2025年11月1日放送のNHK・ETV特集『ドキュメント トラウマ治療』では、精神科医・臨床心理士の白川美也子医師に1年間密着し、トラウマ治療の現場を描きました。 虐待、性被害、いじめなど、深い心の傷を抱える患者に寄り添い、「生き直す」ための回復を支える白川医師の姿は、多くの視聴者に希望と勇気を与えました。 再放送情報:2025年11月6日(木)午前0時〜1時(NHK Eテレ)
2026年4月、栃木県那須塩原市に那須短期大学・看護学科が新設されます。 北関東では数十年ぶりとなる看護系短期大学の誕生です。 「看護師になりたい」「誰かの役に立ちたい」──そんな想いを持つ社会人や主婦の方へ。3年制で国家資格取得を目指せる新しい学びの場が、地域医療を支える人材を育てます。
映画『ラストビーム ― 最後の1ミリに賭けた命』とは? 2026年新春公開予定の医療ヒューマンドラマ『ラストビーム ― 最後の1ミリに賭けた命』は、放射線治療の現場を舞台に、命の選択と希望を描く感動作です。主演は今田美桜さん。29歳の放射線腫瘍医・柊真帆として、1ミリの照射精度に命を懸ける姿が描かれます。
2025年11月1日(土)23:00より、NHK EテレのETV特集にて放送される「ドキュメント トラウマ治療」では、精神科医・白川美也子(西美也子)さんの1年間にわたる治療現場に密着したドキュメンタリーが放送されます。 27年間で延べ5,000人以上のトラウマ治療に携わってきた白川美也子(西美也子)さん。番組では、PTSDや複雑性PTSDなど、深い心の傷に向き合う患者たちと、彼らを支える医療者の姿が丁寧に描かれます。
医療ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』は、放射線技師という職業に光を当てた作品です。2019年の初回放送から、2021年の続編、2022年の劇場版、そして2025年11月の再放送に至るまで、多くの視聴者に医療の裏側を伝えてきました。 診療放射線技師は、X線・CT・MRIなどの画像診断機器を操作し、医師が病気を診断・治療するための情報を提供する専門職。患者の体の中に潜む異変を見つけ出す"病の写真家"とも言える存在です。 主演の窪田正孝さんが演じる五十嵐唯織は、医師免許を持ちながら診療放射線技師として働く異色のキャラクター。彼の誠実な姿勢と繊細な演技が、放射線技師の魅力を深く伝えてくれます。 劇場版では、未知の感染症が離島を襲うという緊迫した状況の中、チーム「ラジハ」が命を懸けて患者を救う姿が描かれ、チーム医療の重要性が強調されました。
鶏頭図(けいとうず)とは、イギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲールが考案した、極座標を用いた統計グラフです。英語では coxcomb chart や nightingale rose diagram とも呼ばれ、円グラフと棒グラフの特徴を併せ持つユニークな可視化手法として知られています。 この図は、1850年代のクリミア戦争において、戦闘による死者よりも感染症による死者が多いことを視覚的に訴えるために作られました。ナイチンゲールはこの図を使って、イギリス政府に医療改革の必要性を強く訴えたのです。
病院ラジオ 北海道大学病院編|NHK総合2025年11月3日放送 2025年11月3日(月・祝)午前8:15〜9:14、NHK総合にて放送される「病院ラジオ 北海道大学病院編」。サンドウィッチマンが札幌市の北海道大学病院に"一日限りのラジオ局"を開設し、患者さんやご家族の声を届けます。 病院という特別な場所で語られる、感謝・希望・生きる力。リクエスト曲とともに紡がれる物語は、笑いと涙が交差する珠玉のドキュメンタリーです。