塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

松本尚|NHKプロフェッショナル出演の救急医はなぜデジタル大臣に?現在の職務や高校経歴、就任会見

はじめに:医療の現場から国家の司令塔へ

2025年10月、自由民主党所属の衆議院議員・松本尚氏がデジタル大臣に就任しました。この松本尚氏、実は、かつてNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演し、ドクターヘリを駆使した救急医療の第一人者として知られていました。医師としての経験を活かし、今度はデジタル大臣として医療DX・行政改革・サイバー安全保障・生成AI活用など、国民の命と暮らしを守る多岐にわたる政策に挑んでいます。

松本尚の高校・経歴とは?

  • 石川県金沢市出身
  • 高校:金沢大学附属高等学校(現・金沢大学附属中等教育学校)卒業
  • 大学:金沢大学医学部卒業
  • 日本医科大学千葉北総病院で救命救急センター長・教授を務める
  • 医療ドラマ『コード・ブルー』(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香ら出演)の医療監修
  • 2021年 衆議院議員初当選、2025年 デジタル大臣就任

NHKプロフェッショナル出演:命を救う「攻めの医療」

2009年9月8日、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にて「ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え」と題した回に出演。当時、日本最多の年間600件のドクターヘリ出動を率い、緊迫した救急現場で「決してあきらめない」姿勢を貫く様子が反響を呼びました。

なぜデジタル大臣に?医師としての使命が政治へ

松本氏は「日本の命・心・国土を守る」という信念を持ち、医師としての経験を政治に活かすべく国会議員となりました。コロナ禍で痛感した「情報とリソースのアナログな配分」こそ、デジタル化の必要性を強く認識する契機となったと語っています。

現在の職務と使命

  • デジタル大臣
  • デジタル行財政改革担当大臣
  • 行政改革担当大臣
  • 国家公務員制度担当大臣
  • 内閣府特命担当大臣(サイバー安全保障)
  • 個人情報保護委員会・内閣人事局関連事務も担当

「誰一人取り残さないデジタル化」を掲げ、医療DX、オンライン診療、災害時の情報統合、行政の効率化、生成AIの活用などを推進しています。

地方医療と復興支援:能登半島の未来を見据えて

石川県出身の松本氏は、能登半島地震の復興支援にもデジタルの力を活かしたいと語っています。過疎化による医療アクセスの低下を補う手段として、オンライン診療や医療データの統合を推進。地域医師会との連携によるモデルケース構築も視野に入れています。

生成AIと行政改革:霞が関の未来を変える

前任の平大臣が進めた生成AI環境「源内」の継承と発展にも意欲を示しています。法令や官報をAIに学習させ、行政職員が安全かつ効率的に活用できる体制を整備。EBPM(証拠に基づく政策立案)や人事評価制度の改革にも取り組みます。

医師時代のデジタル実践:D24Hシステムの改修経験

医師時代には、災害時医療情報統合システム「D24H」の現場運用と改修に携わり、エンジニアと連携しながら実用性を高めた経験も。この実践力が、政策の現場でも活かされています。

国民へのメッセージ:命と情報をつなぐ「実践者」のデジタル戦略

松本尚氏の就任は、医療現場の課題を知る者だからこそ描ける、実践的なデジタル戦略の始まりと期待されています。国民の命・生活・安全を守るためのDXが実現することを願います。

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