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2025年10月、自由民主党所属の衆議院議員・松本尚氏がデジタル大臣に就任しました。この松本尚氏、実は、かつてNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演し、ドクターヘリを駆使した救急医療の第一人者として知られていました。医師としての経験を活かし、今度はデジタル大臣として医療DX・行政改革・サイバー安全保障・生成AI活用など、国民の命と暮らしを守る多岐にわたる政策に挑んでいます。
2009年9月8日、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にて「ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え」と題した回に出演。当時、日本最多の年間600件のドクターヘリ出動を率い、緊迫した救急現場で「決してあきらめない」姿勢を貫く様子が反響を呼びました。
松本氏は「日本の命・心・国土を守る」という信念を持ち、医師としての経験を政治に活かすべく国会議員となりました。コロナ禍で痛感した「情報とリソースのアナログな配分」こそ、デジタル化の必要性を強く認識する契機となったと語っています。
「誰一人取り残さないデジタル化」を掲げ、医療DX、オンライン診療、災害時の情報統合、行政の効率化、生成AIの活用などを推進しています。
石川県出身の松本氏は、能登半島地震の復興支援にもデジタルの力を活かしたいと語っています。過疎化による医療アクセスの低下を補う手段として、オンライン診療や医療データの統合を推進。地域医師会との連携によるモデルケース構築も視野に入れています。
前任の平大臣が進めた生成AI環境「源内」の継承と発展にも意欲を示しています。法令や官報をAIに学習させ、行政職員が安全かつ効率的に活用できる体制を整備。EBPM(証拠に基づく政策立案)や人事評価制度の改革にも取り組みます。
医師時代には、災害時医療情報統合システム「D24H」の現場運用と改修に携わり、エンジニアと連携しながら実用性を高めた経験も。この実践力が、政策の現場でも活かされています。
松本尚氏の就任は、医療現場の課題を知る者だからこそ描ける、実践的なデジタル戦略の始まりと期待されています。国民の命・生活・安全を守るためのDXが実現することを願います。