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永原郁子|こころの時代・情熱大陸出演の助産師が語る「いのちのドアをひらく」──経歴・著書・マナ助産院の活動とは

はじめに:命に寄り添う人生とは

NHK『こころの時代』やTBS『情熱大陸』で注目を集めた助産師・永原郁子さん。1993年に神戸市で「マナ助産院」を開業し、これまでに2200人以上の赤ちゃんの誕生に立ち会ってきました。性教育・妊娠相談・孤立支援など、命の現場で活動を続ける永原さんの経歴と著書『小さないいのちのドアを開けて』を通して、その思いと実践を紐解きます。

永原郁子の経歴と活動

  • 石川県金沢市出身、金沢大学附属高校卒業
  • 看護師・助産師資格を取得後、臨床経験を積む
  • 1993年「マナ助産院」開業(神戸市北区)
  • 2000年「いのち語り隊」設立、年間150件以上の性教育講演を実施
  • 2018年「小さないのちのドア」開設、24時間妊娠相談窓口を運営
  • 2020年「マタニティホームMusubi」開設、孤立妊婦の居住支援
  • 神戸市立看護大学臨床教授として教育活動にも従事

こころの時代・情熱大陸で語られた「命の現場」

永原さんは、NHK『こころの時代〜宗教・人生〜』(2024年10月放送)で「いのちのドアをひらく」というテーマで出演。孤立した妊婦からの6万件以上のSOSに向き合い、「命に優劣はない」「すべての命が役割を持って生まれてきた」と語りました。TBS『情熱大陸』でも、性教育や育児支援の現場が紹介され、全国から反響を呼びました。

「小さないのちのドア」とは?

思いがけない妊娠や育児困難に悩む女性のための24時間相談窓口です。電話・LINE・来所など多様な方法で相談を受け付け、医療・生活・法的支援まで包括的に対応。妊娠後期で病院未受診の女性や、居場所のない妊婦への支援も行い、特別養子縁組による新しい家族の誕生も支援しています。

著書『小さないいのちのドアを開けて』に込めた思い

永原さんの著書では、現場で出会った女性たちの声と、命に向き合う助産師としての葛藤と希望が綴られています。「声なき声を届けたい」「命の尊さを伝えたい」という思いが、ページを通して読者に深く届きます。

マナ助産院の現在と未来

マナ助産院では、自然出産・母子保健・性教育・助産師育成など多岐にわたる活動を展開。地域と命をつなぐ拠点として進化を続けており、永原さんは教育者としても次世代の支援者を育てています。

まとめ:命に寄り添うという選択

永原郁子さんの活動は、「命を語ることは、生きることを語ること」という信念に貫かれています。助産師として、教育者として、支援者として──その歩みは、看護師、助産師、保健師を目指す人に、そして、今を生きるすべての人に「いのちのドア」を開くきっかけを与えてくれます。

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