「私(=山田邦子氏)が最初に自分のオッパイにがんがあるのではないかと思ったのは、07年3月のことで、テレビ番組の収録中でした。番組は『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』(テレビ朝日系)です。
ゲストのひとりとして出演していたのですが、その日は家庭でもできる乳がんの触診法を学ぶコーナーかあって、まず講師役である横浜医療センターの土井卓子先生から、オッパイにがんがある場合、肉まんの中に梅干の種がある感じだと教えられました。
実際に肉まんと梅干の種を使ってどんな感触があるのかを試してみたあと、私たち出演者が自分の乳房を触診してみることになったんです。
⠀
すると右のオッパイの上のほうに、しこりがあった。肉まんの中に梅干の種があるような感じでしたから、乳がんかもしれないと直感しました。(『「がん」は患者に聞け!』古田健城&がんサポート編集部/2009年2月28日/徳間書店)