塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

「地域に助産師を」産婦人科部長が自費で始めた奨学金制度があります。返済不要。社会人も応募可。/和歌山県・有田市

なんだか、とっても熱い思いを感じるニュースです。和歌山県有田市立病院産婦人科部長の平野開士氏(49)が自ら奨学金を負担し、助産師を育成する「有田圏域10年プロジェクト」を始めました。常勤医の不在で、2020年から分娩の受け入れを休止していた病院に着任し、22年2月に再開したことから始めた取り組みです。次世代の助産師を育てる必要があるとの思いから、呼びかけています。

奨学金は助産学のコースがある国公立の4年制大学の入学金と授業料全額で、返済は不要。平野さんによると、1人当たり4年間計約240万円になるといい、全て貯金を取り崩すなどして自費で賄うといいます。対象は有田市、湯浅町、広川町、有田川町の1市3町に住む高校3年生以上で、浪人生や社会人も応募できます。

奨学生は2023、24年度入学が1人ずつ、25年度入学以降は各2人とし、10年間で計18人を募集する予定です。初年度の応募の締め切りは、5月31日。要項と願書は市立病院や市役所、3町の各役場に置いています。助産師を目指す社会人の方は、平日正午~午後1時、または同4~5時に同病院(0737・82・2151)を通じて平野さんへお問い合わせをどうぞ。

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