塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

看護師・保健師・助産師になりたいなら(24)看護系の数学はセンスや才能、ひらめきでやるのではありません。丁寧に着実に道筋を知るのです。地味にやり直しましょう。

数学が苦手な人の多くは基本を丁寧にやっていません。焦って自分のできないレベルのことばかりやろうとするのです。ところが、そのやり方だと応用問題が出てきたらすぐに解けなくなります。たとえば、数学Ⅰの範囲は実は中学3年間の数学の延長線上です。さらに言えば、分数や小数、割合、濃度など小学生の範囲ができてこそ、です。このあたりがわかっていないと、数式や因数分解、関数、図形、三平方などをやっても、結局、正解が出ません。

そこで、丁寧なやり直しが必要になってきます。それが近道です。ここで重要なのは、丁寧にやる、ということです。問題を解くだけではなく、解答や解説を丁寧に読もうとする姿勢が必要です。ゆっくり計算をなぞり、途中の式をひとつずつ書き、答を注意深く慎重に出していくのです。看護医療系受験の数学はセンスや才能、ひらめきで解くのではありません。道筋が決まっているので、慎重にその道筋をなぞり、ひとつひとつ着実にやっていく意識が必要です。なんとなく適当に読み、数式を書いている人は、基礎からなかなか上に進めません。つまり、実は看護医療系は理数系ではないのです。地味にやり直しましょう。(敏塾 富士)

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