塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

助産師:女性の権利の護り手/2019年国際助産師の日のテーマ

2019年もあと1ヶ月半。街ではクリスマスの音楽も聴こえます。そこで、2019年が終わる前に、今年の国際助産師の日のテーマについて書いておきます。敏塾では助産師志望の方々の受験指導も行っています。そういった方々から資料のご請求を頂いたときには「国際助産師の日」についての説明チラシを入れています。特に、今年のチラシは私、好きなんです。助産師や国際助産師連盟についての説明がびっしり書かれていて、その内容がまさに「助産師ガイド」だからです。2019年がもうすぐ終わる今、その文章をここにも書いておきます。

5月5日は国際助産師の日。助産師は、病院、診療所、助産所、子育て世代包括支援センター(市町村保健センター等)等で働いています。助産師は、すべての子どもが望まれて生を受け、はぐくまれて健やかに成長できるように支援します。リプロダクティブ・ヘルス/ライツを尊重し、出産・育児を担う女性とその家族が新たな命を授かり、育てていく経験に主体的にのぞむことができるよう支援します。また、妊娠・出産・育児の支援の他、思春期における女性特有の悩み、家族計画、不妊・不育の悩み、性感染症、月経異常や月経障害(更年期を含む)、女性に対する暴力予防、予期せぬ妊娠、多様な性、メンタルヘルス、子どもの虐待予防等に関する支援や情報提供を行う専門職です。看護師と助産師の国家試験に合格し免許を取得した者が、助産師という名称を名乗り助産師業務を行うことができます。質の高いケアを提供できるよう、助産師としての知識や技能の向上に日々努めています。

英語では助産師を「Midwife(ミッドワイフ)」といい「女性とともに」という意味があります。助産師は女性の生涯を通じて性と生殖に関する健康を保持・増進し、女性自身が自己管理できるよう支援します。国際助産師連盟(ICM)は助産師の世界的組織です。専門性の高い助産師の育成や教育を行い、助産師がその役割を発揮できるよう、世界中の女性と赤ちゃん、家族に提供するケアの水準を向上させることを目指しています。日本からは3団体(日本看護協会、日本助産師会、日本助産学会)が加盟しており、助産師が質の高いケアを提供できるよう支援しています。

5月5日は国際助産師の日。
2019年国際助産師の日のテーマ「助産師:女性の権利の護り手」
"Midwives:Defenders of Women's Rights"

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