国公立大学2次試験では九州でも一部の大学が小論文を課した。東日本大震災からやがて1年。震災後、人々の絆が再認識されたこともあってか、人間関係や家族についての考えを求める大学もあった。

「家族」をテーマにしたのは福岡県立大学 看護学部。震災による別れ、単身世帯の増加、介護負担などの課題を抱える家族について、資料を基に論述させた。「看護職を目指す人が、震災孤児を含めて変化する家族の形に関心を持ち論理的に記述できるかを問うた」（担当者）という。

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