茨城県常陸太田市をロケ地とし、多くの市民が出演した映画「ディア・ドクター」が完成した。山里の診療所を舞台に、棚田からの薫風を運びながら現代人の生き方を問う作品だ。全国公開を前に４月１８日、同市で初披露された。１千人以上の市民が集まり、西川美和監督（３４）や映画初主演の笑福亭鶴瓶さん（５８）とともに、人間愛を語りあった。

ロケ後に亡くなった男性の家族が客席から遺影とともにあいさつすると、鶴瓶さんは「優しい方でしたね。出演された作品は残りますから」と涙ぐんだ。看護専門学校の女性が「人への慈しみがあふれた作品ですね。勤労学生たちは今日、来られなかったけれど、授業で伝えたい」と話すと、西川監督は「医師よりも看護スタッフのみなさんの力が命を支えていますね」と応じた。全国公開は６月２７日から。（掲載情報は毎日、敏塾の塾長が選んでいます）この記事の詳細は朝日新聞
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