学校で医療的ケアが必要な児童のため滋賀県の大津市教育委員会が2人の看護師を募集したところ、応募者がなく再募集をかける事態となっています。2017年4月の新学期に採用が間に合うか不透明で、2017年2月28日の大津市議会一般質問では採用条件を良くするなど早急な対応を求める指摘が相次ぎました。

2017年4月から大津市内の小学校で2人分の支援員が必要となったため、大津市教育委員会は2017年2月7日～2017年2月16日の間にハローワークなどを通じて募集しましたが、応募がありませんでした。現在、2017年3月6日まで再募集をしています。支援員の時給は1,150円で、滋賀県特別支援学校の学校看護師の1,560円より低い一方で、支援員と同じ待遇ながら、保健室の養護教諭として働く看護師には応募があるといいます。支援員は夏休みなど授業のない期間は出勤しませんが、養護教諭として勤務する看護師は休み期間中も出勤するため、収入に差が出ることも一因とみられるといいます。

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