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スーパー保健師・野口緑(のぐちみどり)先生(大阪大学大学院 公衆衛生学 特任准教授)の"ダイエット"をご存じでしょうか? ダイエットといえば「厳しい食事制限」や「辛い運動」を連想しがちですが、NHKの人気番組『あしたが変わるトリセツショー』でスーパー保健師・野口緑先生が提案したのは、全く逆のアプローチでした。それが、わずか100kcalの調整で体を変える「100キロカロリーシート」です。
このメソッドの解説者として登場したのは、大阪大学大学院公衆衛生学特任准教授であり、"スーパー保健師"として知られる野口緑(のぐち みどり)先生です。野口緑先生は、尼崎市などで約7万人の保健指導に携わり、多くの人々を健康へと導いてきた実績を持ちます。
「100kcalなんて誤差では?」と思うかもしれません。しかし、体脂肪1kgを燃やすのに必要なエネルギーは約7,200kcalです。毎日100kcalを減らし続けると、年間で36,500kcalのマイナスになります。 これを脂肪に換算すると、理論上1年で約5kgの脂肪を減らすことが可能です。「わずかな引き算」を積み重ねることが重要なんですね。
急激な減量は脳の防衛本能(ホメオスタシス)を刺激し、リバウンドを招きます。しかし、1日100kcal程度の変化であれば、脳はその変化に気づきにくいため、ストレスなく長続きし、結果としてリバウンドしにくい痩せ体質を作ることができます。
シートを活用する際、何をどれだけ減らせば100kcalになるのかを知ることが第一歩です。番組で紹介された例を挙げます。
使い方は非常にシンプルです。「100キロカロリーシート」に、その日実行した内容を記録し、達成できたらチェックを入れます。野口先生は、この「記録(レコーディング)」こそが生活習慣を客観的に把握する最強のツールであると述べています。自分の頑張りが視覚化されることで、モチベーションが維持されます。
甘いものやお酒を「一生禁止」にするのは不可能です。野口緑先生のメソッドでは、「昨日は飲みすぎたから今日はご飯を少し減らす」といった自分での調整を推奨しています。禁止事項がないからこそ、挫折を防げます。
1日できなかったからといって、全てを投げ出す必要はありません。野口緑先生は「たとえ3日坊主でも、それを何度も繰り返せば継続になる」と説いています。柔軟なメンタルを持つことが、長期的な成功の鍵です。
「たったこれだけ?」と思わずに、100kcalを達成した自分を認めてあげることが大切です。番組では、成功の秘訣として、シートを活用して「できたこと」にフォーカスする重要性が強調されました。
NHK『あしたが変わるトリセツショー』の公式ブログ(2024年1月25日記事)内では、野口緑先生が作成した「100キロカロリーシート」の画像や使い方の詳細が公開されています。まずはこの公式情報を確認し、必要に応じてご自身で記録を始めるのが確実です。
野口緑先生が提唱する「100キロカロリーシート」は、単なる減量テクニックではありません。自分の体をコントロールする術を学び、健康的な生活を習慣化するためのパートナーです。大阪大学での研究に裏付けされたこのメソッドで、無理なく理想の体を目指しましょう。
【参考資料・出典】 ・NHK『あしたが変わるトリセツショー』公式ブログ(2024年1月25日公開記事) ・野口緑(大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学教室 特任准教授)解説情報
※画像はイメージです。