塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

上坂樹里演じる大家直美のモデル:朝ドラ『風、薫る』

明治時代に「風を薫らせた」ナースたちの物語

2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』は大変注目すべき作品です。このドラマ『風、薫る』は、文明開化が急速に進む明治時代を背景に、看護のパイオニアとして活躍した女性・鈴木雅さんと大関和をモデルにしています。

主演は、見上愛さんと上坂樹里さんのW主演。上坂樹里さんが演じるのは、大家 直美(おおや なおみ)役です。


大家直美のモデルは実在のパイオニア「鈴木雅」さん

大家直美役のモデルは、実在の看護師である鈴木 雅(すずき まさ)さんです。鈴木雅さんは、もう一人の主人公のモデルである大関和さんと共に、正規の教育を受けた「トレインドナース」として、日本の看護界に大きな変革をもたらしました。

上坂樹里さん演じる大家直美は、生い立ちから「家族」という存在を知らず、「生きるために時にはしたたかさも辞さない」というタフな人物。しかし、その根底には強い優しさと「病人がありのまま生きられる世の中」を願う夢を持っています。

この作品が伝えること

  • 看護の原点と倫理観: 当時、看護師(看護婦・看病婦)は地位が低く、偏見にさらされていました。大家直美たちの奮闘は、「看護という専門職」のさらなる地位向上を目指す、私たちの原点ともいえる使命を教えてくれます。
  • 多様な人生経験: 恵まれない境遇から立ち上がり、困難に立ち向かう大家直美の姿は、患者さんの「多様な人生経験」を理解し、どんな境遇の人にも寄り添う「共感力」の重要性を示しています。
  • チーム医療の始まり: 価値観や考え方が全く違う主人公たちが、「最強のバディ」(今回ダブルヒロインです)として成長していく姿は、現代の「チーム医療」における「協調性」と「プロ意識」のあり方を考えるヒントになります。


まとめ:理想と現実の狭間で輝いたナースたち


『風、薫る』は、理想だけでは生き残れない時代に、自身の信念と技術を武器に「新しい看護」を切り開いた女性たちの物語です。

将来、医療の現場を目指す皆さんは、このドラマを通して、看護の歴史の重みと、プロフェッショナルとしての誇りや、やりがいを感じるかもしれません


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