塾長ブログ「一粒万倍」認定看護師 - 社会人入試

『眠れぬ夜の夢~脳腫瘍と闘ったある若きナースの病床日記』伊藤ゆきえ・追悼書刊行プロジェクトチーム 岸田良平

でも最近ふと気付いたのですが、こういうのんびりした余裕のある生活は、看護婦として働いている頃の夢だったのです。もっとぐっすり眠りたい、ゆっくり食事がしたい、のんびりと暮らしたい。今は寝ようと思えば、好きなだけ寝ていられるのだし、時間の余裕があります。

⠀本当にわがままなもので、こうした生活をしていると"ああ、忙しくても働きたいなあ"と思ってしまうのです。

看護婦の『忙しい病』というのは、やっかいなものですねぇ。こんなのんびりしたところで、のんびりとした祖父母と過ごしていてさえ、今もなお『忙しい病』の後遺症があるのです。

なんか、いつもせかせかしているのです。

(『眠れぬ夜の夢~脳腫瘍と闘ったある若きナースの病床日記』伊藤ゆきえ・追悼書刊行プロジェクトチーム 岸田良平/平成5年10月29日/日総研出版)

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