敏塾は20年以上の歴史がありますので、見た目には分からないけれど、私たちの周り、あちこちの病院や施設、地域等には「敏塾」の卒業生がたくさんいます。最近、大阪府在住の50代の女性看護師さんからお電話をいただきました。この方、12年前に40代で敏塾に入り、勉強し、看護学校に合格。そして、現在は看護師として様々な場面で活躍されています。

この方、もともとは歯科衛生士だったんです。40代の中盤にして、新たなキャリアを追求しようと意を決して看護学校を目指されました。多くの方は「40代で新しいことを始めるのは大変では？」と思うかもしれませんが、彼女は違いました。彼女の中には、学ぶ意欲と、人々の健康をサポートしたいという情熱が溢れていました。

そして、その後の看護師としての彼女の経験は多彩でした。急性期から循環器、障碍児の病棟、デイサービス、さらにはカテ室（心臓カテーテル検査室）やオペ室での経験まで経験豊富です。

彼女の話を聞いていると、職場が変わるたびに「勉強が間に合わなくて」「右往左往」「先輩から叱られる日々」だったと言います。でも、彼女はあきらめませんでした。むしろ、それを乗り越えようと、日々の業務に取り組んでいました。

彼女の言葉です。「最近の若い看護師さんは叱られるのを嫌がる」けれど、自分は「なんだかんだあっても」「なにくそ！」と「へばりついて頑張っています」ととっても元気な声で大爆笑で話していました。

その姿勢、その情熱、その経験。これこそが「敏塾」が目指すキャリアの築き方でもあり、そして看護師として、この方の生き方、この人らしさを示していると私は感じました。

「70代でも頑張っているナースを見ています」ので「私もとりあえず年金をもらえるまで頑張ろうと思っています」と笑っておられました。

とっても嬉しい勇気をいただけるお電話でした。敏塾で学んでおられる方、またいつでも良かったらメールやお電話で近況をお知らせください。お待ちしています。敏塾で学びたい方は下のうさぎボタンからどうぞ。（敏塾塾長　富士／2023.10.5）