塾長ブログ「一粒万倍」 - 社会人入試

個人面接/経験を語る時は何があったか(事実)だけでなく、何を感じたか(思い)を伝える。

社会人入試での面接は、ただの質疑応答、Q&Aではありません。つまり、質問に答えたから合格、というものではないのです。大切なのは、あなたの人間としての思い、熱意、意欲がうまく伝わるか、です。でも、そう言うと、皆「やる気は誰にも負けません」「絶対に看護師になりたいのです」と口調や表現を強くしてアピールしようとするのですが、これは逆効果。そうではないのです。

思いを伝えるには、その思いを得た経験を、まず自分自身がしっかりと思い出し、思い描く必要があります。つまり、そのときの「事実」ではなく、何に気付き、感じ、行動したいと思うようになったのか、気持ちの流れをつかんだうえで説明することが大切です。実際に敏塾では面接指導の際に、その思いを聞かせていただくこともしばしばです。時には、代わりに私がその方の志望理由を言ってみて、それを聞いてもらって参考にしてもらったりもします。そして、少し矛盾するように聞こえるかもしれませんが、思いを必死に懸命に伝える、というのは理屈や論理ではなく、やはり準備・対策・トレーニングであり、正しく意識して練習すれば面接はうまくなると実感しています。(敏塾塾長 富士/2013年1月31日)

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